サブスクに年44万円ペースだった56歳主婦が、AIと2日かけて全部洗い出した話

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「サブスク、いくつ入ってますか?」

そう聞かれて、パッと答えられる人ってどれくらいいるんでしょうか。

私は答えられませんでした。それどころか、月額だったか年払いだったかも曖昧。
50代主婦、家計簿は一度もつけたことがありません。

そんな私が、AIと2日かけて全部洗い出したら――
このまま続けたら年44万円になるペースでした。

しかも、完全に忘れていたものや、あやうく解約するところだったものまで出てきました。

目次

きっかけは「老後にお金を残しすぎるのはもったいない」という話

リベ大の学長が、朝のライブでライフプランシートの作成をすすめていました。

たしか、こんな感じのことを言っていたと思います。

老後を心配して、NISAなどにお金を回しすぎる人が増えている。
でも老後になっても使い切れない金額になってしまったら、もったいない。
いろいろ行動できる年齢のうちに、旅行などの”思い出貯金”を増やそう――

……たしかに。

貯めることばかり考えていたけど、そもそも私、
今いくら使っているのか知らないじゃないの。

学長は、こんなことも言っていました。

バケツに穴が空いているのに気づかないまま、水を溜めようとしているのと同じ。

……まさに私でした。

リベシティに入会して数ヶ月。節約の意識はあるものの、
最近はAIを使うのが楽しくて、支出の現状把握なんてしていないようなものでした。

正直に言うと、金額より好奇心のほうが強かったんです。

AIエージェントが2種類、画像生成、音楽生成、スマホで動画を編集するアプリ……
試してみたいものが、次々に出てくる。

「全部合計したらいくらになるか」なんて、考えもしませんでした。
できなかったらやめればいいと思って、どんどん登録していたんです。

オフ会で「サブスク、10個もないよ」と言われて青ざめた

まずはライフプランシートを試してみようと、リベシティのオフ会に参加しました。

支出を洗い出して、サブスクを書き出していく……はずが、これが書けない。

「Netflixは……月いくらだっけ?」
「あれって年払いだったかな?」

曖昧なのよねー笑

そうしたら、主催の方が「見ていいよ」と、サブスクの資料を見せてくださいました。

支出を管理している一覧です。サブスクの欄、マネーフォワードの画面……
きちんと管理されていて、それだけでもすごいなあと思ったんですが。

サブスクの欄を見て、固まりました。

10個もない。

えー!それしかないの!? って、思わず声が出そうになりました。

私、絶対もっとある。というか、いくつあるかも分からない。

家に帰って、すぐクロコに相談しました。

(クロコというのは、私がいつも使っているAIです。Claude Codeというもので、
リベ大の学長がそう呼んでいるので、私もそう呼んでいます。もう相棒みたいな存在)

「メールで探そう」と思ったら、クロコに止められた

最初、私は「領収書メールを検索すればいいかな」と思っていました。

でもクロコの答えはこうでした。

「カードの明細から逆算するのが確実です」

理由を聞いて納得しました。

  • サブスクは必ずお金が動く。明細に出ていないサブスクは存在しない
  • メールは解約済みのものも混ざるので、「今も払っているか」の判定が甘くなる
  • 領収書メールを送らないサービスもある

しかも私、メールを2つ使い分けているんです。
重要そうな企業はGmail、ショップみたいなライトな登録はYahooメール。

メールから探していたら、2つを行ったり来たりして、確実に見落としていました。

さらにもう一つ、大事なアドバイスがありました。

「最低でも6〜8ヶ月さかのぼってください」

理由は――年払いのサブスクは、1〜2ヶ月の明細には絶対に出てこないから。

これが後で効いてきます。

結果:年44万3,293円ペース。サブスクは23個ありました

調べたのは、この範囲です。

  • 楽天カード(7ヶ月分)
  • セゾンカード(8ヶ月分)
  • PayPayカード(2ヶ月分)
  • iPhoneのApp Store
  • YouTubeメンバーシップ
  • note
  • Yahoo!ウォレット
  • 携帯料金(キャリア決済)

結果、自分のサブスクは23個。金額は――

このまま1年続けたら、年44万3,293円(月あたり約3万7,000円)

※「実際に払った額」ではありません。今の契約を全部1年続けたらこうなる、というペースの数字です。
(この違い、あとで書きます)

毎月払っていたもの(14個)/月29,700円 → 年356,400円

サービス月額
ジム8,250円
Claude(AI)3,500円
リベシティ3,300円
ChatGPT/codex3,000円
YouTube Premium(ファミリー)2,280円
Midjourney(AI画像)1,820円
Netflix1,590円
Suno(AI音楽)1,500円
Kling AI(AI動画)1,450円
Google One(2TB)1,450円
YouTubeメンバーシップ490円
iCloud+(200GB)450円
クックパッド プレミアム400円
Yahoo!メールウイルスチェック220円

年に1回・半年に1回のもの(9個)/年86,893円

サービス年額
投資用のチャートツール22,530円
エックスサーバー13,200円
テレ東BIZ11,760円
Photoroom9,900円
Canva8,300円
1Password6,503円
Amazonプライム5,900円
VLLO5,000円
健康管理アプリ3,800円

驚いたこと① 気づかなかった理由が、2つあった

なぜ23個もあるのに気づかなかったんだろう、と考えてみました。

理由は、2つありました。

理由1:1件ずつだと「まあいいか」で登録してしまう

ジムを除くと、ほとんどが1,000円台〜3,000円台なんです。

安いとは思っていません。でも、1,000円か2,000円くらいなら
「まあいいか」と思って契約してしまうんですよね。

強く迷わないから、記憶にも残らない。

理由2:年払いのものは、1年に1回しか請求が来ない

こっちは金額が大きいんです。
投資用のツールは22,530円、レンタルサーバーは13,200円。安くありません。

でも、去年の1月に払ったものを、今おぼえていますか?

私は、おぼえていませんでした。

しかもこういうツールって、
「更新が迫っています」「今ならセールで半額です」というお知らせが
画面に出てくるんですよね。

それを見て、何も考えずに次の追加登録もしてしまう。

思考停止で申し込んでいる。 これ、かなりまずい状態だと思いました。


つまり、こういうことでした。

  • 毎月のもの → 1件ずつだと「まあいいか」で登録してしまう
  • 年払いのもの → 忘れたころに来るから、思い出せない

理由は違うのに、結果は同じ。どっちも気づかないまま、積み上がっていました。

合計、月3万7,000円

年44万円って、家族旅行が1回できてしまう金額です。

学長が言っていた「行動できる年齢のうちに思い出貯金を」という話。

**私は、老後のために貯めることばかり考えていたけど、
気づかないうちに毎月消えていくお金のほうが、ずっと大きかった。**

その44万円は、思い出に変えられたかもしれないお金でした。

驚いたこと② 年払いを月に直したら、7,241円だった

年払いの9個、合計86,893円。

これを12で割ってみたら――月7,241円

毎月7,000円払っているのと同じでした。これは、かなり驚きました。

年に1回しか請求が来ないことは、もちろん分かっています。
でも月々の家計に出てこないから、ずっと「まあいいか」のままだったんです。

不思議なもので、「毎月7,000円」と言われたら
「それはちょっと多いな」と思うのに、
年に1回になったとたん、考えなくなってしまう。

見えないから、余計に「まあいいか」になっていました。

実際、投資用のツール(年22,530円)は6ヶ月前、レンタルサーバー(年13,200円)は
1月の明細まで戻って、やっと見つかりました。

クロコが最初に「6〜8ヶ月さかのぼって」と言った意味が、ここで分かりました。

1〜2ヶ月だけ見て「こんなもんか」と安心すると、まず取りこぼします。

驚いたこと③ いちばん高いのは、サブスクだと思っていなかったもの

1位はジム。月8,250円、年99,000円でした。

「サブスク」と言われて思い浮かぶのって、NetflixとかAmazonプライムですよね。
でも実際にいちばん高かったのは、サブスクだと認識すらしていなかったものでした。

ちなみにこれは、迷わず残しました。

50代の1kgを落とすには、10万円の価値はあると思っているので。

(この話は後でまた出てきます)

完全に忘れていた、月490円

明細に「GOOGLE PLAY 490円」という行がありました。

……なんだこれ?

調べてみたら、YouTubeのメンバーシップでした。
勉強のために入った、あるYouTubeチャンネルの月額会員。

完全に忘れていました。

その場で解約。年5,880円。

ちなみに、他にも入っていたメンバーシップが4つ見つかりました。
月3,490円のものもありました。

でもこれは、全部ちゃんと期限切れになっていたんです。

必要な月だけ入って、ひと月で切る。それはできていました。
自動更新のまま忘れたら、ずっと引き落とされ続けますからね。
そこは我ながら、えらかったと思います。

……でも、1つだけ切り忘れていたわけです。月490円。

4つできていて、1つ抜ける。だいたいそんなものですよね。

「もういらないやつじゃない?」と思ったら、ドメインが出てきた

エックスサーバー、年13,200円。

「ブログなんて何年も書いてないし、これはもういらないやつじゃない?」

そう思って、解約しようとしました。

でもクロコが「先に確認してください」と言うので、管理画面を開いてみたんです。

そこにあったのが――独自ドメイン

しかも「独自ドメイン永久無料特典」と書いてある。
つまり、この無料はサーバー契約が続いている間だけ

サーバーを解約したら、ドメインも失う。
そして手放したドメインは、他の人に取られたら二度と戻ってきません。

あのまま解約していたら、このブログの住所は無くなっていました。

……とはいえ、そこまで深刻な話でもないんです。

今はもっと安いサーバーもあるみたいだし、noteだってある。
住所がなくなったら、それはそれで済んだ話だったと思います。

ただ、その日は決めませんでした。
「先に確認してから」とクロコに言われたので、いったん保留にしたんです。

これが、あとで効いてきます。

そして分かった。見直しって「高いものを切る」ことじゃなかった

結果的に、私は「切らない」判断もたくさんしました。

ジム(年99,000円)→ 残す
テレ東BIZ(年11,760円)→ 残す
Google One → プランを下げるだけ(2TB→400GB)

一方で、こういうものは切りました。

YouTubeメンバーシップ(年5,880円)→ 解約
Yahoo!メールウイルスチェック(年2,640円)→ 解約

見てください。金額の高い順に切っていません。

ジムは99,000円で断トツ1位なのに、一度も「切ろうか」と迷わなかった。
逆に、年5,880円は即決で切りました。

違いは何かというと――その金額を出す理由を、自分の言葉で言えるかどうかでした。

ジムは言える。「50代の1kgには、それだけの価値がある」から。
テレ東BIZも言える。平日毎朝、家事をしながら見ているから。
年11,760円÷250日で、1回47円。コーヒーより安い。

でも、忘れていたメンバーシップは言えない。だから切れた。

**サブスクの見直しって、「高いものを切る」ことじゃなくて、
「自分にとって、そのお金を出す理由があるか」を1つずつ言葉にする作業でした。**

「試すつもりだった」と「やめた」の間には、けっこう距離がある

さっきの「年44万円」ですが、実際に払った額ではありません。

AI関連のサブスクは、3月末から6月にかけて「ちょっと試してみよう」で入ったものが多いんです。
だから、実際に払ったのはまだ2万6,858円くらい。

でも――このまま続けたら、AI関連だけで年13万5,240円のペースでした。

私は「数ヶ月試して、やめる設定で入っている」つもりでした。

でも実際は、止まっていなかった。

AI動画サービス(Kling)を調べたとき、次の課金まであと数時間でした。
気づかなければ、また1ヶ月分が引き落とされていました。

「やめるつもりだった」と「やめた」の間には、けっこうな距離があります。

試すのは悪くない。抜けるのは、やめる作業を実際にやるところでした。

(ちなみにKlingは、解約したうえで「動画を作る月だけ契約する」ことにしました。
一番再生数が伸びた動画を作った道具なので、必要なときは遠慮なく契約します)

クロコと一緒にやってみて、正直どうだったか

クロコが正しくて、私が従っていたわけではありません。

たとえば、クロコが「年43万円です」と出してきたとき。
私は「これ、正確には違うんじゃない?」と聞き返しました。
計算し直したら、44万3,293円でした。

「1年で計算すると、大げさに盛ってる感じがする」と言ったのも私です。
そこから、さっき書いた「実際に払った額との違い」の話になりました。

作業中に画面が突然おかしくなって、同じ文字がずらーっと出てきたこともあります。
「バグってる!?」と焦ったのは私で、クロコは自分では気づいていませんでした。

クロコが下書きして、私が「それ違くない?」と言う。
その繰り返しでした。

でも、それでも――

ズボラな私は、もうクロコなしでは無理だと思います。

50代後半だし、これからもっと忘れっぽくなるかもしれない。
明細を8ヶ月分ながめて、「この店名は何のサービス?」と一つずつ調べるなんて、
一人だったら絶対に途中で投げ出していました。

それに、クロコは年齢でダメ出しをしません。

「こういうことがやりたいんだけど」と相談すると、
すぐに料金を調べて、何ができるかを教えてくれます。

しかも「あなたが使う場合は、こんな感じのことができますよ」とか、
逆に「それは必要ないと思いますよ」とも、はっきり言ってくれる。

ChatGPTのcodexも同じです。まず調べて、それから判断させてくれる。

……家族に同じことを聞くと、だいたいこうです。

「今更やめておきなよ」
「もう今からじゃ流行らないよ」

悪気はないと思います。心配してくれているんでしょう。

でも、やる前から否定されると、それ以上考えられなくなるんですよね。

「56歳から?」と言わない相手がいる。
それだけで、動けることがあるんだなと思いました。

2日たって、いま思うこと

スッキリしました。

減った金額は、まだ年1万4,580円です。
(解約手続きがこれからのものや、来月から効くものを入れると、年6万円ほどの見込み)

正直、思ったほど大きな額ではありません。

でも、それより大きかったのは――

漠然とした「お金への不安」が消えたことでした。

いくら払っているか分からない。何に入っているかも分からない。
その”分からなさ”が、ずっとうっすら不安だったんだと思います。

これ、ダイエットと同じだなと思いました。

体重計に乗らないと、今の自分がわからない。
わからないから、なんとなく不安。
そして――その不安から目をそらして、「まあいいか」になってしまう。

でも乗ってみたら。
思っていたより重かったとしても、「わかった」というだけで、少し落ち着くんですよね。

お金も、まったく同じでした。

「まあいいか」を何度も繰り返した結果が、23個だったんです。

測ってみたら、そこで止まりました。

今はデスクトップに一覧のファイルがあります。
いつでも開けば、全部書いてある。

  • 何に入っているか
  • いくらか
  • 次の更新はいつか
  • 何を切って、何を残すと決めたか
  • なぜそう決めたか

もっと早くやっていれば、余計なものに払わずに済んだかな。
そう思う気持ちも、正直あります。

でも、気づいた今が一番早いので。

最後に

この記事、実は――

あと一歩で解約するところだったブログに、書いています。

「もういらないやつじゃない?」と、本気で思っていました。

でも翌朝、久しぶりに管理画面を開いてみたら、こう思ったんです。

「あ、記事書きたいな」って。

嬉しかったんです。

ブログがあるなら、何かやってみようかな、と。

前の日は「いらない」。翌朝は「やってみようかな」。
一晩で、こんなに変わりました。

判断って、その日の気分でけっこう動くんですね。

だから、切る判断は急がなくていいんだと思います。
一晩置く。それだけで、答えが変わることがある。

サブスクを切る話をしていたのに、最後に残ったのは
「切らなくてよかった」という気持ちでした。

もし今、「自分のサブスク、いくつあるか言えないな」と思った方がいたら。

カードの明細を6ヶ月分、見てみてください。
たぶん、知らない行が1つは見つかります。

同じ年代で興味がある方は、ぜひAIを使ってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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